がん保険のセールストークで
2人に1人がんになる。
3人に1人ががんで死ぬ。
良く聞きますよね。

実際統計を出すと確かにそうなります。
しかし一方でがん保険は日本、韓国、台湾くらいでしか販売されていないのをご存知でしょうか?

アメリカでは単体でのがん保険はほとんどないそうです。
がん保険で有名な○メリカン○ァミリーの○フラックさんの利益は8割が日本市場だそうです。

日本ダントツです!

日本のがん罹患率は確かに高く、ここ30年で2倍近くになっています(下図)

がん罹患率

がん罹患率

対してアメリカでは90年代をピークに徐々に下がってきています。

医療技術トップクラスの日本なのになんで~?
と思われるかもしれませんが一つの要因として猛スピードで進む高齢化があります。
男性は60歳以降から罹患率が急上昇します(下図)

年代別がん罹患率

年代別がん罹患率

団塊の世代が80代後半になる2030年~2035年くらいまでは増え続けると言われています。

さらに食生活の変化があります。
日本人は結構健康的な食生活だと思っていませんか?
実はこの50年間で肉の摂取量は10倍、脂肪分は3倍に増えています。
欧米人と体質の異なる日本人は同じ食生活をしていても糖尿病になる確率が高くなります。
糖尿病になると発がんリスクが2割ほど高くなります。

う~ん。ヤバい気がする!

さらに検診。

日本人の検診受診率がものすごく低いのです。
例えば子宮頸がんの検診だとアメリカでは84%の受診率
日本では30~40%の受診率です。

早期で発見できるがんは9割以上が治ります!

どうも日本は病気を治すことには関心が高いのですが、病気にならない事への関心が低い気がします。
なんとな~く検診医の地位も低い気がするし・・・。

現在の医療ではがんを根絶することは難しいかもしれません。
しかし一人一人が予防への意識を高く持つことが出来れば少しはがんのリスクを減らせるかもしれません。

そんな日本だから独自の進化を遂げたがん保険があるのかもしれないですね。

福田