この時期スキーやスノーボードのシーズンとあって遭難のニュースが良く流れます。

通常コースを滑っていればまず遭難することはないと思いますが、

最近ではコース外(バックカントリー)を滑る人が見受けられます。

もちろんバックカントリーを滑るツアーなどでガイドが同伴していれば

あまり心配もないと思いますが、自分の判断でやるのはかなり危険が伴います。

 

バックカントリーはコース外なので当然人が滑っていません。

ですので誰も滑っていないふかふかな新雪を楽しむことができます。

しかし、だれも滑っていないがゆえに雪崩が発生しやすいですし、

風が吹くと雪が舞い視界が悪くなります。

特に見通しのよい開けた場所は一見安全そうですが障害物が無く強風が吹くと地吹雪となり視界が無くなります。

さらにコース外なので案内看板などもありません。

急に崖が現れ滑落してしまうなんてことも十分考えられます。

 

自分がどこにいるか分からず、悪いことに怪我をしてしまったら・・・

こうなったらもう遭難です。

 

楽しいレジャーなので注意したいですね。

 

もし、遭難してしまったら。

まず、携帯電話 スマートフォンは通じるか?

もし通じるなら直ちに連絡をしましょう。

電波も入らず、自分の位置も分からない場合。

むやみに動きまわらず強風などを避けられる場所に移動しましょう

出来れば雪洞を作って体温の低下を防ぎましょう。

後は水分。

食べ物はなくても一週間以上生きていられますが、水が無ければ3日で死にます。

そして救助を待つ。

 

この救助の際の費用は後で請求されることがあります。

場合によっては数百万円になることもあります。

旅行保険や最近の総合保険にはこの救助費用を一部補償してくれるものもありますが、

保険会社が認める範囲内での補償なので完全ではありません。

 

なによりも自身の命に係わることなので安全に配慮をして冬のレジャーを楽しみましょう。

雪洞

雪洞

 

 

 

 

 

 

 

地吹雪

地吹雪

 

 

 

 

 

 

 

福田