東日本大震災から早くも3年が経過しました。
その後から今現在まで世界中でも大地震が頻発しています。
時間が過ぎれば備えや心構えなども徐々に薄れてきてしまいます。
今一度、大地震の際の備えや家族との連絡方法、集合場所などを確認しておきましょう。

今回は地震保険に関して意外と知らない ウソ? ホント?

1.地震保険はどこの保険会社でも入れる?

× ウソ
すべての損害保険会社が地震保険を取扱っているわけではありません
尚、地震保険は単独では加入できず、必ず火災保険とセットで契約する仕組みになっています。

1.地震保険料はどこの会社でも同じ?

〇ホント
地震保険はどこの保険会社で加入しても商品性、保険料ともに同じです。
これは地震保険が国の法律に基づいて政府と損害保険会社が共同で運営している公共性の高い保険だからです。地震保険料は経費を除いた額を保険金支払いの為に積み立てることが義務付けられていて再保険という形でバックアップしています。
2014年4月1日 総支払額が6,2兆円から7兆円に引き上げ

1.地震保険は2社以上に加入できない?

× ウソ
火災保険・地震保険は建物・家財の再調達価格に合わせて補償額が決まり、それを超えた保険金額の契約はできません。つまり2社に加入することはできても実質出る保険金は1社分のみとなる可能性が高いです。

1.液状化による被害でも地震保険は出る?

〇ホント
液状化被害では柱と基礎以外に損害が見られないことが多く、以前は大半が半壊にも認定されませんでした。東日本大震災をきっかけに損害調査方法が明確化され、東日本大震災による建物の被害に遡って適用されています。

1.地震保険料に割引はない?

× ウソ
地震保険料には4つの割引制度があります。
1建築年割引(1981年6月1日以降に新築された建物10%引き)
2免震建築物割引(国が定めた住宅性能表示制度に基づく免震建築物は30%引き)
3耐震等級割引(国の住宅性能表示制度か国交省が定める耐震等級を持つ建物は10~30%引き)
4耐震診断割引(自治体による耐震診断または耐震改修で耐震基準を満たした建物は10%引き
※重複適用は不可

1.地震保険の保険対象には建物、家財の2種類がある?

〇ホント
地震保険には建物と家財の2種類があり両方に加入する場合は火災保険加入時に建物、家財それぞれに付帯する必要があります。既に火災保険に加入していても建物のみしか契約していないことも多いので確認が必要です。家財のみ別の保険会社で加入することもできます。

1.自動車の被害は地震保険で補償されない?

〇ホント
地震保険では、自動車・貴金属・美術品は原則補償対象外です。それを受けて2012年1月以降、自動車保険に地
震・噴火・津波車両全損時一時金特約を付帯することができるようになっています。

みなさんどうでしょう?
地震保険は国の制度なので法律改正とともにどんどん進化していきます。
私たちは決して3.11を忘れない
福田