最近、事故や故障で電車の遅延が多いですね。
故障はある程度仕方のない部分もあると思いますが、事故は防げるものも多数ある気がし…ます。
飲酒をして泥酔状態で線路に落ちたり、携帯を操作しながら歩行をしてぶつかったり落下したりと
ちょっと気を付ければ防げる事故もあります。 そういう意味でもホームドアの設置は急いでほしいものです。
ところで、事故や、自殺などで電車の運行に支障をきたした場合、
よく数億~数千万の賠償請求をされると聞きますが実際どうなんでしょう?
自殺の場合、本人が亡くなっていれば遺族に請求するようですが、
ほとんどの場合相続放棄するそうです。
事故の場合、実際の事案があります。
京王電鉄での踏切で事故を起こした運転手に対して1億4000万円の損害賠償請求をしています。
すごい金額ですね。
気を付けましょう・・・。
では、逆に鉄道会社の不備で遅延が起きた場合乗客は鉄道会社に賠償請求できるのでしょうか?
結論から言うと電車の遅延による損害賠償は原則として認められません。
電車の場合、切符を購入した時点で『旅客運送契約』という契約が成立しています。
これはある地点からある地点までお客さんを運ぶという内容です。
時間は保障されていないのです。
わざと遅れた等の特段の事情がない限り損害賠償請求するのはかなり困難です。
過去、遅延によって鉄道会社や航空会社が訴えられたケースはありますが
鉄道会社や航空会社が責任を負ったケースはありません。
泥酔するまでお酒を飲まない。
携帯を操作するときは立ち止まって。
子供から目を離さない。
バギーは車止めをしてから手を放す。
大事な予定の際は時間に余裕を持つ。
キャリーバッグは注意して引く。
などなど・・・
福田